2月のシフトが出来た。週２回のタテTimeが週1になっていた。

ショックだった。

もしかすると、どんどん減っていくんだろうか。

そう、彼は学生だ。勉強が一番大事な時間なんだ。バイトじゃない。彼が居るべき場所は17歳の世界、学校なんだ。

私は、彼のプライベートを知らない。学校が何処かも知らない。誕生日も、星座も、家族も兄弟も、何も知らない。

知らない事がこんなに苦しいとは思わなかった。でも、知ったからって、近づけるわけもない。17歳の高校生に近づけるわけがない。

彼は私に何も興味を示さない。何も聞いてこない。歳すら聞いてこない。でも、それが普通なんだと思う。高校生の男の子が興味を持つわけ無い。

君が優しくなってから、心がちょっとだけ近づけた気がした。たまに、その優しさに泣きそうになる。

もっと一緒に居たい、もっと話したい、もっと笑顔が見たい、もっと、もっと、欲が増えてきた。

その度に苦しくなった。

何で同じ歳じゃないの？何でもっと早く出逢わなかったの？キミと付き合いたかった。私が付き合ってきた過去を全て消したい。そして初めてがキミだったら良かったのに。何で…何で…今出逢ってしまったの？

あぁ…涙が止まらない。

会いたい。