何者でも無い私
キミが元気がない時、キミがイライラしてる時、気になってるのに、何の言葉もかけられない自分に虚しくなる。
私は、親でも、姉弟でも、友達でも無い。
学校の話も聞いては行けない。
何者でも無いんだから。
何かあった?そのひと言が言えない。勇気がない。
キミが悲しかったこと、例えば…テストで悪い点を取ったとか、先生に怒られたとか(笑)
何も聞けないんだよなぁ。
同じ職場で、3ヶ月先輩のキミ。
まだ新人の私。
仕事の事で何かあっても、それは、店長に話すんだよね…。
私よりも、しっかりしているキミ。
木曜日、1週間ぶりに会える喜びで浮かれてた私は仕事でミスった。
私よりも若い26歳の女性の店長から注意を受けて、基本的な事のミスだったから、めちゃくちゃ凹んでしまっていた。
でも、タテ君に会えたら、元気になれると思って頑張ってた。
そしたら、店長は、私が居る時にタテ君を褒めていた。
怒られた私と褒められてるタテ君…
何か、自分が恥ずかしくなった。
そう…浮かれてた自分に。
私は、仕事でタテ君を褒める事も出来ないんだ。
歳は上なのに、そんな立場ではない。これは店長がすることだ。
私は、本当に何者でも無い。
キミにとって、一体何なんだろうか。
どんどん自信が無くなって行く私と、どんどん成長していくタテ君。
タテ君に会いたくて仕事をしている私みたいな奴は、バチがあたるんだよ。